獣医師通信

暖かくなってくるとノミの繁殖が活発になります。

フィラリアと一緒に予防できる薬もあるので ご希望の際は獣医師にご相談ください。

 

フィラリア予防薬・駆虫薬にオールインワンタイプのお薬、ネクスガードスペクトラが新しく入りました。

 

2017年度の狂犬病予防接種が始まります。

接種の際には市からのおハガキをご持参ください。

 

寒くなると泌尿器の病気が増えてきます。

おしっこが出にくいなどの症状がありましたらすぐに 受診してください。

 

寒くなると体の節々が痛くなりますね。

動物用の食事療法やサプリメントなどもありますので、詳しくは獣医師までお尋ねください。

 

お正月の午前中も診療を行います。

 

10月からお得な健康診断セットが始まりました。

 

病気の早期発見・早期治療のため、この機会に健康診断を受診しましょう!

 

フィラリア・ノミ・ダニ予防の季節です。(5月~12月)

今年から新しい予防薬が増えました。

詳しくは獣医師にご相談ください。

 

フィラリア予防について

五月晴れのさわやかな日々が続いております。さて、再び予防のシーズンが到来しました。

今回は今年から当院で導入された新しいフィラリア予防薬についてお話しします。


まずは、改めてフィラリアについてご説明します。犬糸状虫とも呼ばれるフィラリアは、蚊が媒介して犬の肺動脈や心臓に寄生し、全身の血液循環や内臓にも深刻な障害を与える恐ろしい内部寄生虫の一種です。内部寄生虫は他にも、回虫、鈎虫、鞭虫、条虫、エキノコックスなど様々な種類がおり、それぞれ動物にいろいろな問題を引き起こします。

 

フィラリア予防薬は各メーカーから様々なものが出ていますが、フィラリア以外の内部寄生虫にも効果があることをご存知でしょうか?薬の種類によって予防できる内部寄生虫の種類が違いますが、日本で感染しやすい内部寄生虫を幅広く予防できる薬は今までありませんでした。

 

そこで今回当院で導入されたのが、インターセプターSというフィラリア予防薬です。この薬はフィラリア以外にも、回虫、鈎虫、鞭虫、条虫、エキノコックスを駆虫できます。

瓜実条虫、エキノコックスは人獣共通感染症であり、人にも感染します。特にエキノコックスは、人が感染すると外科的手術による病巣の切除以外根治の道がないことから、愛犬の定期駆虫を行って、人への感染リスクを減らすことが重要です。さらに、お肉タイプなのでおいしく飲めるという利点もあります。ペットの健康だけでなく、人も健康でいるためにしっかり防を行いましょう。

 

また、フィラリア予防だけであれば、様々な投薬方法があります。前述のお肉タイプや、剤タイプに加え、病院での1回の注射だけで1年間のフィラリア予防ができる注射タイプも取り揃えています。お薬の投薬、血液検査が苦手な場合や、毎月の投薬を忘れてしまいがちの方にお勧めですので、一度当院にご相談ください。

ノミ・マダニについて

最近日本人で死亡例も報告されている重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスは、フタトゲチマダニというマダニが媒介することがわかっています。

このフタトゲチマダニを含むマダニ類は種類にもよりますが、ほぼ日本全域に生息しており、草むらや森林で人間や動物に寄生するチャンスを狙っています。

 

寄生したマダニは体重の100倍もの血液を吸血し、大量寄生では貧血を起こします。

また、バベシアと呼ばれる病原体(原虫)を媒介し、犬にバベシア症を引き起こします。

以前は西日本の感染症と言われていましたが、最近では北海道でも抗体陽性犬が見つかっており今や関東でも油断なりません。バベシアは犬の赤血球に寄生し次々に赤血球を破壊して致命的な貧血を起こします。

 

ノミは13度以上で活動でき、大量に繁殖します。1匹のノミが体から見つかった場合、家にはその数百倍の卵や幼虫が潜んでいると言われています!大量寄生すると貧血を起こしたり、ノミの唾液が非常にかゆい皮膚炎(ノミアレルギー)を起こしたり、ヒトには瓜実条虫(サナダムシ)や猫ひっかき病を起こす細菌を媒介したりもします。

 

外に出なくてもノミやマダニに感染する危険性は十分にあり安心できません。寄生虫駆除には首元に付ける液体タイプや内服する錠剤タイプなどがありますので、獣医師にご相談下さい。危険な寄生虫から大切な家族を守りましょう

 

狂犬病について

狂犬病とは、狂犬病ウイルスによって引き起こされる致死率100%という恐ろしい病気す。狂犬病はヒトを含む全ての哺乳類に感染し、ウイルスを持った動物に咬まれると、唾液からウイルスが侵入し、2週間から1ヶ月の潜伏期間へて発熱、疼痛、神経症状(恐水症)を発症し死に至ります。

治療法はないため予防がとても重要になってきます。

 

狂犬病予防法により、91日齢以上の犬の所有者は、その犬を所有してから30日以内に市町村に犬の登録をし、 鑑札の交付を受けるとともに狂犬病の予防注射を犬に受けさせ、注射済票の交付を受けなければなりません。  また交付された鑑札と注射済票は必ず犬につけ、登録後は年一回(4~6月中)の予防注射が義務付けられます。

 ちなみに、玄関先でよくみかける『犬』シールはこのとき一緒にもらうものです。

 

うちの子はちょっと・・・という方へ。

注射によって体に害がある場合(注射アレルギー、病気の治療中など、)は、市に猶予申請をすることもできます

是非一度ご相談ください。

 

ここ数年日本での発生はありませんが、近隣諸国では狂犬病が蔓延しており、日本への侵入リスクは皆無ではありません。万が一国内で発生した場合、蔓延を防ぎ迅速な対応をするためにも、年一回の予防接種はとても重要なことなのです。

毎年打っていた方も、打っていなかった方も、これを機に狂犬病への理解を深めていただければ幸いです。